式場選び講座

招待客人数と収支の関係を日本一分かりやすく解説

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招待客の人数が決まっていない。

人数が増えるほど黒字?それとも赤字?色々な情報が溢れていて良くわからない。

そもそも、人数が変わるとどのように収支は変化するの?

 

この記事では、招待客の人数を決める際に避けて通れない費用の変化について説明します

読み終わると、招待客人数に伴う収支の変動が自分でざっくりと把握でき、予算と希望グレードに応じた最適な招待客人数を考えることができるようになります。

 

この記事の内容

見積表を使って招待客が増えた際の費用アップを計算します

全体の収支は料理のグレードで左右されます

当初見積もりの時点で料理のグレードをイメージしましょう

 

見積表を使って招待客が増えた際の費用アップを計算します

一般的な結婚式の相場は350万円、ご祝儀を考慮した自己資金は120万円、招待客人数は70名程度が最近の平均値です。

もちろん招待客が増えれば、収支は変動しますが、具体的に何の項目がどれくらい増えるのでしょうか。

招待客70人の見積もり表を使って、数字を見てみましょう。

招待客が増えた際の費用変化(例)

項目 単価(例) 当初見積もり +1人
数量 金額 金額
会場費・進行費 700,000 1 700,000 +2,000※
演出料(ケーキ、花束など) 100,000 1 100,000 変化なし
挙式料 150,000 1 150,000 変化なし
料理 15,000 70 1,050,000 +15,000
ドリンク 5,000 70 350,000 +5,000
写真・ビデオ 300,000 1 300,000 変化なし
メイク・着付 120,000 1 120,000 変化なし
衣装 600,000 1 600,000 変化なし
ペーパーアイテム 2,000 70 140,000 +2,000
引出物 6,000 70 420,000 +6,000
ブーケ 30,000 1 30,000 変化なし
150,000 1 150,000 変化なし※
合計 4,110,000 +30,000

※会場費は、人数増加により会場変更が必要となる場合は大幅なコスト増加となるので要注意です。またテーブル数が増えるだけでもテーブル装花費用が別途かかりますので、会場及びテーブルあたりの最大許容人数については式場に確認しておきましょう。ここでは、一般的に席料、料理代の10%と言われている式場の人件費としてのサービス料を加算しています。見積もりにはサービス料の詳細が記載されないケースも多いですので、計算方法についてもしっかり確認しましょう。

式場から見積もりを受領したら、人数によって変動する項目(変動費)と人数によらずかかる項目(固定費)に分けて考えましょう。

上記の通り、主な変動費は料理・ドリンク・ペーパーアイテム・引出物となります。

ポイント

変動費の一人あたり単価がご祝儀額より低ければ、人数を増やすほど収支はプラス、高ければマイナスになります。

単純ですね。

全体の収支は料理のグレードで左右されます

変動費の中で、最も収支に影響を及ぼすのが料理のグレードです。

その他の項目も多少はグレードがありますが、料理ほどのインパクトはありません。

ここでは、料理が3グレード(1万、1.5万、2万)として、収支変化を考えてみましょう。

ご祝儀は3万円いただけるものとします。

料理のグレードによる一人あたりの変動費の違い

料理一人1万円 一人あたりの変動費アップ25,000円、ご祝儀30,000円→5000円プラス

料理一人1.5万円一人あたりの変動費アップ30,000円、ご祝儀30,000円→プラスマイナス0

料理一人2万円 一人あたりの変動費アップ35,000円、ご祝儀30,000円→5000円マイナス

差額に注目すると、料理のグレード次第で大きく収支が変わるということが理解できたと思います。

人数は増やしたいけど、費用はなるべく抑えたい、という場合には、料理のグレードを下げるのが最も効率的な近道です。

注意ポイント

ただし、特に料理、引出物は招待客の満足度に直結するものです。

ここを抑えすぎると、結婚式後のあなた自身の評判に影響する可能性がありますので、十分に内容を吟味して決めましょう。

当初見積もりの時点で料理のグレードをイメージしましょう

式場との成約時点では、招待客を具体的に何人呼ぶか、まだ明確でない人がほとんどでしょう。

おおよその人数での仮見積もりをもとに成約するのが一般的ですが、今後打合せの中で人数が変更となる可能性は十分にあります。

その際、「自己資金が当初の想定から膨れ上がり、予算オーバーになっちゃった!」ということにならないために、重要なポイントがあります。

それは、

当初見積もりを出す時点で料理のグレードをイメージしておくこと

です。

式場側は当初見積もりの時点では、こちらから特段要望しなければ、最低グレードで考えることが一般的です。

これはなるべく安価な条件で契約を取り、その後でグレードアップによる追加料金を狙うためです。

詳しくはこちらの記事をどうぞ。

人数の変化に対するインパクトが大きい料理のグレードは当初見積もりの時点である程度決めておくのが良いでしょう。

と言っても、そんな難しいことをするわけではなく、

何よりゲストの満足度が大事!ゲストの方には存分に料理を楽しんでもらいたいから高いグレードがいい!

そこまでのこだわりはないけど、あまりにグレード低いのもみすぼらしいから、平均的なグレードにしよう!

多少安っぽくなってもとにかく安く済ませたいので一番下のグレードでいい!

これくらいの方向性を考えてもらえれば十分で、式場見学の際に式場に希望のグレードを伝えて見積もってもらってください。

そして招待客数の設定に関しては、次のように考えてみましょう。

見積もり時の招待客人数を決めるコツ

  • 料理のグレードが低めでOK→人数を増やすと収支が黒字になる計算の場合にはイメージより若干少なめの人数
  • 料理にこだわりたい→人数を増やすと収支が赤字になる計算の場合には、多めの人数

見積もりを取りましょう。

こうしておけば、多少人数に変動があっても、「後からやっぱり予算オーバーになっちゃった!」という事態を防げます。

こちらの記事で書いたとおり、納得した条件で見積もりしてもらうことが重要ですが、料理のグレードを是非とも条件に加えてくださいね。

他にも、こだわりの結婚式を実現するために外せない10のポイントをこちらの記事にまとめていますので、読んでみてくださいね。

まとめ

  • 変動費の一人あたり単価がご祝儀額より低ければ、人数を増やすほど収支はプラス、高ければマイナスになります。
  • 最も収支に影響を及ぼす料理のグレードを下げれば、招待客人数を増やすほど黒字に近づきます。
  • ただし、料理のグレードは招待客の満足度を下げてしまう可能性がありますので、慎重に検討しましょう。

 

 

 

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こんにちは、長田です。
このサイトでは、結婚式準備に悩む人に、特にお金の面で後悔しないようにするための情報発信をしています。

まず私自身の結婚式のことをご紹介すると、内容に妥協せずに、同地方、同規模の平均額から150万円近く抑えることに成功しました。

式後、同僚や親族からも好評を得て、男の自分からしてもやって本当に良かったな、と胸を張って言える結婚式・披露宴でした。

結婚式というものは内容を簡素にすれば、平均額から150万円抑えることは正直言って容易ですが、そういった激安プランの実態は、内容的にも料理のランクは最低・ドレス1着のみ、など最低限のものとなります。

つまり、内容も満足させた上で、平均額から150万円抑えるというのは簡単にできることではないので、それを達成できたというのは自分自身でよくやったな、と思います。

しかし実は、準備段階で、全てが順調だったわけではありません。

最初は式場選びで大失敗し、60万円という高額なキャンセル料を支払って、一から式場を選びなおした経緯があります。

この失敗を糧に積極的に情報収集をはじめ、最終的には大満足の結婚式を挙げることが出来ました。

これをきっかけに結婚式業界に関心を持ち、今では式場選びから準備段階全般のアドバイザーをしています。

一生に一度の結婚式、それはつまり、私達は結婚式の初心者だということです。

そこをうまく利用し、簡単に大きなお金が動くのが結婚式業界です。

逆に言えば、知っているだけで、数十万円レベルで簡単に得する技が数多くあります。

私自身、今ならば、もっともっとお得に式を挙げられただろうと思うことがいくつもあります。

結婚式関連サイトは数多くありますが、私はどこの回し者でもありません。

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