今回は都内でも屈指の人気を誇る東京駅丸の内エリアの結婚式場を徹底的に比較検討します。
東京駅丸の内ってどんなところ?
こちらの記事にもまとめた通り、東京駅丸の内は三菱地所のエリア全体総合プロデュースにより実現した圧倒的におしゃれな景観と、皇居の目の前という土地柄の良さを兼ね備えます。
東京駅から徒歩圏内で遠方のゲストにも完璧な立地とあり、一流どころの結婚式場が集まっています。
帝国ホテルや東京會舘は結婚式のみでなく、国賓を招いたパーティや大企業の総会など多様な目的で使われており、場所としての格式は間違いなく日本一です。
このエリアで結婚式を挙げること自体がゲストへの最高のおもてなしであり、式後も末永く信頼を得られることでしょう。
エリア全体の結婚式相場は450~500万円と言われていますが、個別に式場を調査すると、価格帯と内容でさらに大まかに分類出来ます。
今回は東京駅徒歩圏内、丸の内エリアの全7式場(ホテル、専門式場)を4つにグループ分けし、特徴と相場をまとめます。
なお、レストラン、ゲストハウスを中心としたカジュアルな格安式場については、こちらの記事をご参照ください。
この2記事で、東京駅周辺の結婚式場は網羅できます。
注意ポイント
記載している金額は、契約時の見積ではなく最終支払額の目安です(ゲスト数60名規模)。
一般的に結婚式の最終支払額は、契約時点の見積より100万円以上跳ね上がると言われており、変動要因は主に料理や装飾のグレード等です(詳しくはこちらの記事をご参照ください)。
ネットや雑誌で見る広告記事はお得に見せるため、契約段階の見積が表示されていることがほとんどですが、本サイトでは入念にリサーチの上、よりリアルな数字を示すよう心掛けています。
1.【一流外資系ホテル】 ペニンシュラ、フォーシーズンズ、シャングリラ(60名式の予算:550万円程度)
最も値段が高く、エリア全体の平均額をおし上げているのは外資系ホテルグループです。
「外資系=値段が高い」というのは結婚式業界の合言葉のようになっていて、どこの地域でも日系のホテルや式場と比較して+100~200万円の価格帯となります。
価格差の大きな理由としては、以下2つが挙げられます。
- 世界に通じるブランド力
- パーティ会場の贅を尽くしたゴージャス感を出すための設備投資額の大きさ
丸の内エリアの外資系ホテルは一日あたりの結婚式数も抑えているため、花嫁同士のかち合いや、分刻みのスケジュールと言ったせせこましさがない点も、ラグジュアリー感の演出に一役買っています(その分一組あたりの単価が跳ね上がる)。
また、格式高い=保守的な印象の丸の内エリアの古い式場と対照的に、いわゆる「インスタ映え」する、今どきのおしゃれな雰囲気が楽しめるのも人気の理由です。
良くない点を挙げるとするならば、ホテルのブランドが何より優先され、アイテムの持込が基本的に全面禁止である点。
こちらの記事にも書いている通り、結婚式費用を大きく抑えるために必須とも言える持ち込みによる節約効果が見込めない他、思い出の品や趣味の作品を飾ったりと、オリジナリティが出せないところがネックになるカップルもいます。
外資系ホテルの強み
- ブランドと圧倒的な設備投資によるゴージャス感
- 今どきのおしゃれな雰囲気
- 一日の組数を限定した「主人公」感とラグジュアリーさ
外資系ホテルの弱み
- とにかく料金が高い
- 持ち込み全面禁止
このグループは価格帯とクォリティに基本的に差はありませんので、後はチャペルや会場の好みの問題で決まってくると思います。
各ホテルの特徴
ザ・ペニンシュラ東京・・・最高の立地で、外資系ホテルの中で唯一、一棟建てという贅沢感を味わえる、細部にまでこだわった上質な結婚式が可能となります。
フォーシーズンズホテル丸の内 東京・・・1日1組限定、50人以下の少人数による贅沢なスモールラグジュアリーが堪能できます。
シャングリ・ラ ホテル 東京・・・都内を一望する「天空のチャペル」やラグジュアリーなバンケットなど、五つ星ホテルの称号にふさわしいクオリティの結婚式が挙げられます。
2. 【伝統的な一流日系ホテル】 帝国ホテル、東京ステーションホテル(60名式の予算:500万円程度)
多くの方が最高級とイメージしている帝国ホテル、東京ステーションホテルは、実は価格帯としては外資系より100万円程度安くなります。
これら日系の伝統ホテルに共通するテーマは、「重厚感」。
建物自体のしつらえと調度品などで醸し出される本物の格式は、なかなか他の式場では実現できません。
ただ、チャペル、披露宴会場ともに窓はほぼ無く、自然光を取り入れた明るいウェディングを想像している方には、圧迫感、閉塞感が感じられるかもしれません。
それでも、東京ステーションホテルの東京駅直結のアクセスは何にもかえがたいメリット。
ゲストの立場になれば、内装の豪華さより重視したいポイントですよね。
これら伝統ホテルの弱点は、柔軟性の乏しさです。
よく回転率の高い式場では、分刻みであちこちの会場、チャペルで別々の式を同時進行するため時間を厳守する必要があり、自由度の少ない「パッケージウェディング」という言葉が使われますが、このグループにも当てはまります。
複数の式の進行を妨げないという理由もさることながら、伝統的である=自分らしさを演出する主旨ではありませんので、たとえば帝国ホテルではゲストテーブルのクロスの色は4種類のみと、非常に限定された中から選ぶことになり、ある種のパッケージウェディングであると言えます。
一流日系ホテルの強み
- 格式と重厚感
- ネームバリューの割に意外と値段が安い
- 東京ステーションホテル:圧倒的なアクセスの良さ
一流日系ホテルの弱み
- 伝統的であるゆえオリジナリティは出しにくい
- 窓がなく圧迫感を感じる場合も
3.パレスホテル東京(60名式の予算:550万円程度)
日系ホテルの中でも、パレスホテルだけは独自路線を行っているため、別枠にしました。
昔は帝国ホテル、東京ステーションホテルと並ぶ伝統ある老舗ホテルだったのが、2015年のリニューアルで「外資寄り」に変身。
帝国ホテル、ホテルオークラ、ホテルニューオータニの御三家を上回る日本一の客単価となり、 国内外のセレブが集まる最も有名なホテルになりました。
2019年、トランプ大統領が来日したときに宿泊したことで名前を知った方もいると思います。
インスタグラムではハッシュタグ「パレス花嫁」という言葉が流行し、丸の内のオシャレな花嫁の憧れ的な存在になっています。
その分、他の日系ホテルと比較して値段も高級路線へ。
パレスホテルの特徴
パレスホテル東京・・・日系ホテルでありながら外資系のような華やかさ。でも、本物の外資系よりはちょっと安い、そんな結婚式が実現できます。
4. 東京會舘(60名式の予算:450万円程度)
4年間のリニューアル工事を経て、ついに2019年再オープンしました。
かつては帝国ホテルに近い、格式高く保守的な印象のあった式場ですが、現在はおしゃれ好きの若い方にも対応できる新しいスタイルを取り入れています。
同じリニューアルでも、パレスは完全に外資っぽく変わってしまった印象ですが、東京會舘は日本らしい格式も残しているため、年配の方にも安心な雰囲気です。
丸の内の結婚式場のほとんどがホテルですが、東京會舘はビルまるごと結婚式専用(平日は国際会議や大手企業の株主総会等に使われています)。
ロビーやエレベーターを一般宿泊客と共有するホテルと比べれば、ゲストに対するサービスの細やかさは圧勝です。
東京會舘の特徴
東京會舘・・・東京駅からの近さ、格式、内装、サービスのクオリティと価格帯を総合して、丸の内エリアではダントツ人気の式場です。
良い日柄や人気の時間帯は約一年先まで埋まっている可能性が高く、ここでの式を検討するなら一刻も早く式場見学に行きましょう。
式場とできるだけお得に成約するために
人気の東京駅丸の内エリア、結婚式場も一流どころが集まる分、価格帯もお高めですが、こちらの記事にもお伝えしたとおり、情報をうまく使えば、上記平均額から50万円〜100万円程度の値引きを引き出すことが可能です。
何よりもまず、マイナビウエディングサロンや
Hanayume(ハナユメ)と言った斡旋所を必ず通すこと。
記事中のリンクはマイナビウェディング経由の予約ページに飛んでいますので是非ご活用ください。
大きな割引が適用されるからくりや大手3社のベストな活用方法はこれらの記事をご参照ください。
最もやってはいけないのは、式場のホームページや電話などで直接式場見学を予約することです。
何の特典もつかず、最高値で契約することになってしまいます。
諦めていたけど、行ってみたら割引が予想外に多くて予算内で成約できた!ということは本当にあり得ますので、丸の内で結婚式をしたいな、と少しでも考えている方は、是非上記リンク先のウェブサイトまたは相談カウンター経由で予約の上、足を運んでみてください。
この記事があなたの憧れの式の実現に役立てば嬉しいです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーこんにちは、長田です。
このサイトでは、結婚式準備に悩む人に、特にお金の面で後悔しないようにするための情報発信をしています。
まず私自身の結婚式のことをご紹介すると、内容に妥協せずに、同地方、同規模の平均額から150万円近く抑えることに成功しました。
式後、同僚や親族からも好評を得て、男の自分からしてもやって本当に良かったな、と胸を張って言える結婚式・披露宴でした。
結婚式というものは内容を簡素にすれば、平均額から150万円抑えることは正直言って容易ですが、そういった激安プランの実態は、内容的にも料理のランクは最低・ドレス1着のみ、など最低限のものとなります。
つまり、内容も満足させた上で、平均額から150万円抑えるというのは簡単にできることではないので、それを達成できたというのは自分自身でよくやったな、と思います。
しかし実は、準備段階で、全てが順調だったわけではありません。
最初は式場選びで大失敗し、60万円という高額なキャンセル料を支払って、一から式場を選びなおした経緯があります。
この失敗を糧に積極的に情報収集をはじめ、最終的には大満足の結婚式を挙げることが出来ました。
これをきっかけに結婚式業界に関心を持ち、今では式場選びから準備段階全般のアドバイザーをしています。
一生に一度の結婚式、それはつまり、私達は結婚式の初心者だということです。
そこをうまく利用し、簡単に大きなお金が動くのが結婚式業界です。
逆に言えば、知っているだけで、数十万円レベルで簡単に得する技が数多くあります。
私自身、今ならば、もっともっとお得に式を挙げられただろうと思うことがいくつもあります。
結婚式関連サイトは数多くありますが、私はどこの回し者でもありません。
式場選びの失敗と成功を両方経験した一顧客の立場から、お得に最高の結婚式をしたい!と願うあなたに、正直ベースで、本当に役立つ情報をお伝えします。
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