
でも大金が動くと思うと不安。
できるだけ費用を抑えるためには何から始めればいいの?
昨今の結婚式費用の全国平均額はおよそ350万円です。
会社員が一年間で稼ぐくらいのお金を一度に支払うわけですから、不安になるのも頷けます。
そして、結婚式の準備はただでさえ忙しいもの。
何も予備知識なく進めていれば、予想外のことに出くわすたびに余裕がなくなり、右も左もわからないまま余計なお金をどんどん払ってしまう事態になりかねません。
費用を上手に抑えるには、動き出す前に、まず大まかなお金の流れを把握しておくことが大切です。
今回は、これから結婚式の準備を始める方に理解しておいて欲しい、費用にまつわる基礎知識をお伝えします。
この記事の内容
結婚式費用の見積もりから支払いまでの流れ
結婚式費用を抑えるために必ず知っておきたいこと
結婚式費用の見積もりから支払いまでの流れ
結婚式費用の初期見積から支払いまでの流れをシンプルに示したものがこちらです。
お金に関する流れ(一例)
6ヶ月前 | 式場見学(初期見積受領)→式場決定 |
2週間前 | 内容と見積の最終確定・入金 |
当日 | ご祝儀をいただく |
簡単ですね。
式当日の2週間前に内容が最終確定し、入金する金額からご祝儀を差し引いたものが自分たちの持ち出し(=自己資金)となります。
近年の自己資金の平均額は120万円です。
もちろん、ご両親からの援助があれば、その分自己資金は減りますね。
重要なのは、
ポイント
初期見積をもとに式場を決めるのが半年前、挙式内容が最終確定し入金するのが2週間前
ということです。
式場を決めるときの初期見積と最終金額を比べると、最終金額のほうが高くなる傾向があります。
ゼクシィ 結婚トレンド調査2017調べによると、以下のような結果(全国平均値)です。
実際に支払った金額が式場を決めるときの見積もり金額より上がった人の割合は78%
上がった金額は101万円
たとえば式場から初期見積として220万円を提示され、ご祝儀200万円を見込んで、20万円の自己資金のつもりで契約したとします。
その後の打ち合わせの中で、サービスのグレードアップにより料金が平均100万円アップし、最終的には120万円支払うことになるのです。
初期見積額ギリギリでお金を用意すると、完全に予算オーバーになってしまいますよね。
式場側はとにかく成約に持ち込みたいので、初期見積は低く打ち出し、打ち合わせを重ねる中で、様々な追加料金を発生させる仕組みが常態化しています。
たとえば料理やドレスは、こちらが何も言わなければ、実際に選ばれる可能性が低い低ランクなもので計上されている場合が多く、実際に内容を見て、「グレードの高い方のドレスが着たい」「料理はもう1品追加したい」と、お金が膨れ上がっていくのです。
追加料金の発生しやすい項目についはこちらの記事に詳しくまとめました。
結婚式費用を抑えるために必ず知っておきたいこと
入金時に大きな金額を用意する必要があります
全体の収支で言えば、自己資金=最終金額-ご祝儀なのですが、入金のタイミングが式の2週間前、つまりご祝儀をいただく前になる事が主流です。
会場によっては当日払い、後日払いを採用しているところもあります
先ほどの例で、初期見積220万円、ご祝儀見込み200万円として、自己資金は20万円用意しておけばいいと思っていると、最終入金は320万円必要ですので、払えなくなってしまいます。
最終支払額は初期見積から100万円以上アップする可能性があること、支払時には自己資金ではなく挙式費用総額が必要になることを念頭に置き、支払期日にお金が払えない…ということが無いように気をつけましょう。
費用面で後悔しないための戦略が必要です
大事な大事な結婚式、費用面で後悔しないためのポイントは2つです。
ポイント
- 納得した条件・価格で式場を決める
- 初期見積からの価格アップをできるだけ抑える
1.納得した条件・価格で式場を決める
初期見積が納得したものでなければ、結婚式の準備期間中はもちろん、式が終わってからもずっと後悔してしまいますので、契約時には妥協せずに納得した見積をしてもらいましょう。
その際、結婚式相談カウンターの割引サービスの利用は必須です。
カウンターを通さず個人でふらっと式場に行った場合と比べ、カウンターを通しただけで50万円から100万円以上の割引が簡単につく可能性がありますので、使わないのはバカバカしいです。
カウンターの利用がいかにお勧めかについては、こちらの記事に詳細にまとめました。
また繰り返しになりますが、式場の提示する初期見積は、安く見せて契約を得るために、最低限の条件となっています。
ドレスは何着着たいのか、料理は一般的なグレードで入っているか、写真やビデオは欲しいか。
外せない条件を全て入れた見積もりで判断することが重要ですが、実際の見積表は複雑で項目が多く、後からどの項目で追加料金が発生し得るか、素人の私たちが全て見極めるのは至難の業です。
そんな顧客のニーズに応えるため、最近は結婚式相談カウンターで見積添削サービスを展開しています。
これはかなりお勧めで、中立な立場で見積を細かくチェックしてくれるだけでなく、添削した結果、予算オーバーになった等の事態があれば、柔軟に価格交渉してくれます。
式場選びの最初から最後まで、カウンターを上手に利用し、後悔がないようにベストな式場を押さえましょう。
大手3社の比較について知りたい方はこちらをどうぞ。
2.初期見積からの価格アップをできるだけ抑える
どんなに初期見積を精査しても、実際に打ち合わせをする中で、追加料金は発生するものです。
しかし式場に言われるがままに追加していくと、予算オーバーになってしまいます。
成約後の節約術として、大きなキーワードとなるのが「持ち込み」です。
「持ち込み」とは、その名の通り、式場の提携外のサービス機関から自分でアイテムを持ち込むことで、手作り、レンタル、購入等方法は様々ありますが、大幅なコストカットが期待できます。
追加料金の発生しやすい項目について、予め持ち込むと決めておくことで、初期見積からの価格アップを抑えることが出来ます。
詳細はこちらの記事をご参照ください。
まとめ
この記事では、式場契約時の初期見積から支払いまでがどんな流れになっているかをお伝えしました。
この流れを知らずに式場に行くと、いつの間にか式場のペースになってしまいます。
式場は営業のプロですから、あなたの気分を損なうことなく上手に価格を上げてきます。
お金について後悔しない式を挙げるために、こちらの記事も読んで式場の戦略を理解しましょう。
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こんにちは、長田です。
このサイトでは、結婚式準備に悩む人に、特にお金の面で後悔しないようにするための情報発信をしています。
まず私自身の結婚式のことをご紹介すると、内容に妥協せずに、同地方、同規模の平均額から150万円近く抑えることに成功しました。
式後、同僚や親族からも好評を得て、男の自分からしてもやって本当に良かったな、と胸を張って言える結婚式・披露宴でした。
結婚式というものは内容を簡素にすれば、平均額から150万円抑えることは正直言って容易ですが、そういった激安プランの実態は、内容的にも料理のランクは最低・ドレス1着のみ、など最低限のものとなります。
つまり、内容も満足させた上で、平均額から150万円抑えるというのは簡単にできることではないので、それを達成できたというのは自分自身でよくやったな、と思います。
しかし実は、準備段階で、全てが順調だったわけではありません。
最初は式場選びで大失敗し、60万円という高額なキャンセル料を支払って、一から式場を選びなおした経緯があります。
この失敗を糧に積極的に情報収集をはじめ、最終的には大満足の結婚式を挙げることが出来ました。
これをきっかけに結婚式業界に関心を持ち、今では式場選びから準備段階全般のアドバイザーをしています。
一生に一度の結婚式、それはつまり、私達は結婚式の初心者だということです。
そこをうまく利用し、簡単に大きなお金が動くのが結婚式業界です。
逆に言えば、知っているだけで、数十万円レベルで簡単に得する技が数多くあります。
私自身、今ならば、もっともっとお得に式を挙げられただろうと思うことがいくつもあります。
結婚式関連サイトは数多くありますが、私はどこの回し者でもありません。
式場選びの失敗と成功を両方経験した一顧客の立場から、お得に最高の結婚式をしたい!と願うあなたに、正直ベースで、本当に役立つ情報をお伝えします。
さらに詳しい自己紹介・結婚式への想いはこちらからどうぞ
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